ディアは健全な機器需要と堅調な受注を背景に年間利益見通しを引き上げる

［５月１９日 ロイター］ - ディア・アンド・カンパニー(DE.N)は金曜日、トラクターや精密農業機器の好調な販売によりウォール街の利益予想を上回り、受注残が引き続き堅調なことから、年内の純利益予想を引き上げた。

しかし、世界最大の農機具メーカーの株価は、同社が第2四半期の利益が36％増加したと報告したにもかかわらず、1.7％下落した。

アナリストらは、生産レベルの上昇が機器の供給過剰につながる可能性があると指摘した。

エドワード・ジョーンズの株式アナリスト、マット・アーノルド氏は「これは投資家に対し、『第２・四半期の見通しが良くなるのを次の四半期に当てはめるな』と言っている微妙な言い方だ」と述べた。

幹部らは、ディーラーの在庫が依然として歴史的な水準を下回っていると指摘した。

ディア氏は２０２３年の純利益が９２億５０００万─９５億ドルの範囲になると予想しており、これまでの予想の８７億５０００万─９２億５０００万ドルを上回っている。

世界経済のバロメーターである産業の先導者は、世界市場のボラティリティにもかかわらず、堅調な営業利益率を維持しています。

エコノミストらは高インフレが製造コストを押し上げる可能性があるため、景気循環産業にとって問題となると指摘しているが、ディア幹部は電話会議でアナリストに対し、生産コストは２０２１年第１・四半期以来の最低水準に後退していると語った。

老朽化した機械を修理するための新しい機器や部品を求める農家の需要がディア社の売上を押し上げている。 農作物商品価格は昨年のピークから下落し続けており、それが栽培業者の設備更新への支出に拍車をかけているにもかかわらず、幹部らは受注状況が依然として堅調であると繰り返し述べた。

同社の生産および精密農業部門の小売売上高は、他の部門を上回り、収益が 53% 増加しました。 オッペンハイマー・アンド・カンパニーのエグゼクティブ・ディレクター、クリステン・オーウェン氏は、機器ラインの価格が20％上昇したこともあり、営業利益は前年同期比105％増加したと述べた。

ディアは、材料費と物流費の高騰に対抗するために、機器部門全体で値上げを活用してきました。

純利益は前年同期の21億ドルから28億6000万ドルに増加した。 今四半期を含め、同社の重機メーカーは過去９四半期中８四半期で利益予想を上回った。

ディアは１株利益９．６５ドルを計上し、アナリスト予想の８．５９ドルを上回った。

第 2 四半期の純売上高と収益の合計は 30% 増加して 173 億 9000 万ドルとなりました。

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トムソンロイター

ビアンカ フラワーズは、受賞歴のあるマルチメディア ジャーナリストで、シカゴを拠点に米国の労働市場の根幹についてレポートしています。 彼女は農業と建設機械の製造を担当しています。 彼女はまた、サプライチェーン、食料生産、労働組合のストライキ、そして農業の未来がどのように技術革新と一致するかについても書いています。 ロイターに入社する前は、ダウ・ジョーンズ社でシニアビデオジャーナリストを務めていました。 連絡先: 917-631-5645